【2025年最新】北海道の紅葉スポット・名所完全ガイド!エリア別見頃時期と厳選情報
北海道は日本の中で一番北側に位置し、四季の移り変わりの様子も本州とは少し異なります。避暑やスキー・スノボだけではない!
北海道で秋を一足先に体験してみてはいかがでしょうか。
目次
1. 北海道の紅葉スポット・見頃時期ガイド
紅葉といわれると、夏の暑さと打って変わって気温も落ち着き、過ごしやすい季節。秋も深まって肌寒くなってきた、コートもそろそろ着ないといけないかな・・・
そういった季節も思い浮かべることと思います。
北海道の紅葉は、本州とは見頃が異なり、9月中旬~10月下旬頃と言われています標高の高い山から街に徐々に紅葉が広がっていくと言われており、日本で一番早い紅葉と呼ばれる「大雪山国立公園」の紅葉は例年9月の上旬から見ることができ、大沼国定公園などの北海道の南側では11月上旬まで楽しむことができます。
この北海道ならではの早い紅葉は季節感を先取りできるため非常におすすめです!
北海道は国立公園や湖、温泉地が多く、紅葉を楽しめるスポットが多くあります。今回はそんな紅葉スポットをいくつかご紹介します!
2. 層雲峡の紅葉 - 大雪山国立公園の絶景スポット
層雲峡は日本でも有数の温泉街ですが、そのすぐ北西に位置するのが【大雪山】です。
大雪山ときくと大きな山だろうと想像する方もいるかもしれないが大雪山とは、1つの山の名称ではなく、北海道の中心あたりに連なる2000m級の火山群の総称です。大雪山連峰と十勝岳連峰で構成される日本最大の国立公園'大雪山国立公園'の中に存在しており、1つの山ではないことを明確にするため'大雪山系'と呼ばれることも多いです。
また、その場合は一般的に十勝岳連峰を含む大雪山国立公園のことを指します。
そんな大雪山は日本で一番早い紅葉といわれており、9月上旬から紅葉が始まり、ナナカマドのはっきりと色濃い赤やダケカンバの黄色が織り成すコントラストはまさに息をのむ絶景です。この紅葉は日を重ねるごとに山頂から麓へと下りていくため、長期間の滞在でも楽しむことが可能です。
例年の紅葉の見頃は山頂の早いところで8月下旬頃から、銀河・流星の滝周辺では10月中旬頃まで楽しめます。
加えて夜になるとライトアップのイベントも行っています。2024年は9/14~10/13までの1か月間にわたって、層雲峡の紅葉谷で行われ、「もりのおとしもの」というインタラクティブプログラムも初開催されました。地面に投影された落ち葉が歩く人々の動きに反応して変化するというデジタルコンテンツは大人から子供までが楽しめる演出でした。
北海道の中で一番の標高を誇る、【旭岳】もこの大雪山系には含まれていますが、標高2291mのうち1300mまではロープウェーでの移動も可能ですので山の中腹からの紅葉を楽しむこともできます。約10分ほどで5合目に到着可能で、展望台では360°を紅葉に囲まれた壮大な自然を体験することもできます。また、早朝にロープウェイに乗ることで人気の雲海を見られることも!層雲峡まで行ったならぜひ見てみたい景色のひとつです。
ほかにも断崖絶壁の崖を流れる水墨画のような雰囲気すらある流星の滝、銀河の滝は木々が赤く染まり世界観までもが大きく変化して見えるのでお勧めです。
層雲峡の紅葉の見どころは沢山あり、一番有名なのが「紅葉谷」。層雲峡温泉街から徒歩約30分でアクセスできる散策路で、野生のキツネに出会えることも!また、黒岳ロープウェイやリフトに乗って標高1,984mの黒岳に登れば、山頂からは大雪山系の雄大な景色が広がります。層雲峡を代表する2つの滝「銀河・流星の滝」からは水と紅葉のコントラストが楽しめ、フォトスポットとしても写真家たちに有名です。
【層雲峡】
・アクセス 列車 札幌→上川:特急で約2時間20分
バス 上川→層雲峡 道北バス:約35分 旭川→層雲峡 道北バス約110分
車 旭川→層雲峡:66km 約1時間30分 札幌→層雲峡:205km 約2時間30分
・大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ TEL:01658-5-3031
3. 知床五湖の紅葉 - 世界遺産の秋景色
知床五湖の紅葉は9月下旬~10月中旬が見頃。この時期、イタヤカエデやハウチワカエデ、ナナカマドなどの木々が赤や黄色に染まり、湖面に映る紅葉と知床連山の景色が美しいコントラストを描き、写真家からは人気のスポットです。知床五湖は手つかずの自然が残る原生林に囲まれた湖で、静寂を保ちながら紅葉を楽しむことができる貴重な観光スポットです。訪れる際は、自然環境への配慮を忘れずに、マナーを守り美しい秋の風景を満喫してください。
知床五湖は名前の通り、5つの湖から成り、それぞれの湖には特徴があります。「一湖(いっこ)」は最も開けた風景が楽しめ、駒ヶ岳や知床連山のダイナミックな姿が湖面に映る絶景スポットで、散策路はバリアフリーで一番人気です。「二湖(にこ)」は五湖の中で最も大きな湖。遊歩道ルートを進むと湖を間近に見ることができ、水辺の静けさを感じられます。「三湖(さんこ)」は比較的小さな湖で、森林に包まれているので野鳥の声や小動物に出会えることも多い湖です。「四湖(よんこ)」は最も奥まった位置にあり、静寂さが際立つ湖。他の湖よりも野生動物との遭遇率が高めですが、ヒグマが出ることもあるので、注意が必要です。「五湖(ごこ)」は五つの中で最も小さい湖。四季折々の植物観察に向いていて、春の水芭蕉群生や、秋の紅葉時期が人気です。
知床五湖を全部巡るには「地上遊歩道コース(所要約1.5〜2時間)」が必要ですが、ヒグマ活動期(5〜7月ごろ)や出没時期にはレクチャー受講やガイド同行が義務づけられますのでご注意ください。
4. 定山渓温泉の紅葉名所
日本でも屈指の紅葉、また温泉の名所として知られる定山渓温泉。定山渓温泉が「札幌の奥座敷」と呼ばれる理由をご存知ですか?
定山渓温泉は札幌中心部から車で約1時間というアクセスの良さ、日帰りでも行ける距離なのに、自然豊かで静かな環境が広がっています。また、開湯は1866年と長い歴史を持つ温泉地で多くの人々に親しまれてきた歴史があります。札幌市民にとって”身近な癒しの地”としてちょっと贅沢な休日や特別な日に訪れる場所として親しまれています。
つまり、定山渓温泉は「札幌にいながら、ちょっとした旅行気分を味わえる場所」であり、札幌市民にとって“心の拠り所”のような存在。だからこそ、「札幌の奥座敷」と呼ばれているんです!
定山渓温泉の紅葉は10月中旬が最も美しく、定山渓温泉周辺にも数多くの紅葉スポットがあります。
「定山渓二見公園」の中にある二見吊橋からは渓谷を染める紅葉が一望でき、インスタ映えスポットとしても人気!温泉街から歩いてアクセス可能な「かっぱ淵」はお散歩しながら紅葉を楽しめるスポットです。他にも「定山源泉公園」には足湯スポットもあり、足湯に浸かりながら、目の前に広がる紅葉を楽しめる癒し空間が!夜はライトアップもしているので、夜の散策にも良いですね。定山渓温泉から車で15分ほどの距離にある「豊平峡ダム」は北海道屈指の紅葉スポットで、ダム湖を囲む紅葉は圧巻!展望台からは絵画のような風景が楽しめます。
定山渓温泉から少し足を延ばして紅葉巡りをするものアリですね!
【定山渓温泉】
・アクセス バス JR札幌駅(約60分)→定山渓温泉
新千歳空港(約100分)→定山渓温泉
車 札幌からで約45分 新千歳空港から約1時間30分
5. 札幌の紅葉スポット・見頃時期
札幌市内にももちろん、紅葉スポットがいくつもあります!札幌市内で紅葉が楽しめるのは10月上旬~下旬にかけて。札幌市内ならレンタカーでも電車でもアクセスが良い所が多いので、十分に紅葉巡りが楽しめそうですね!その中でも札幌の紅葉スポットをいくつかご紹介します。
前述したように、紅葉は標高が高い所から低いところへ徐々に広がっていくので、札幌市内で一番早く紅葉が楽しめるのは「藻岩山(もいわやま)」!ロープウェイや展望台から紅葉に染まる札幌市街を一望できる絶景スポットで、ちょっと薄暗くなった時間ぐらいの夜景と紅葉のコラボもおすすめです。
イチョウ並木で有名な「北海道大学」は10月下旬がイチョウの見頃。大学内にある並木道ですが、一般開放されており、学生だけでなく観光客にも人気です。
10月中旬~下旬にかけて見頃を迎えるのが「 円山公園(まるやまこうえん)」。原始林に囲まれた自然公園で、落ち着いた雰囲気の中で紅葉を楽しめます。また、周辺には円山動物園や北海道神宮もあり、セットで観光にもオススメ!
同じく10月中旬~下旬にかけて見頃を迎える「中島公園(なかじまこうえん)」はすすきの・大通からも近く、都市の中のオアシス的存在として人気があります。池に映る紅葉が美しく、散歩やインスタ映えスポットとしても人気です。
【藻岩山(もいわやま)】
・アクセス JR札幌駅よりバスに乗って約40分でロープウェイ乗り場に到着
【北海道大学】
・アクセス JR札幌駅より徒歩15分 札幌市営地下鉄北12条駅より徒歩4分
【円山公園大学】
・アクセス 地下鉄東西線円山公園駅 徒歩約5分
【中島公園】
・アクセス 地下鉄中島公園駅から徒歩
6.登別温泉地獄谷の紅葉
登別温泉の地獄谷は、紅葉と温泉が同時に楽しめる北海道屈指の絶景スポット。火山ガスが立ち上る荒々しい地形と紅葉の風景画最高のコントラスト!例年10月中旬~下旬にかけてが紅葉の見どころです。
地獄谷では毎年、日没から21:30まで、遊歩道にフットライトが灯る「鬼火の路」というライトアップイベントが行われており、昼間とは違う地獄谷の幻想的な風景をご覧いただけます。登別温泉に泊まって、夜の散策に是非どうぞ!
登別温泉の周辺には、登別温泉街からロープウェイでアクセスできる山頂にある「のぼりべつクマ牧場」、デンマークのお城を模した外観が特徴の水族館「登別マリンパークニクス」、江戸時代の町並みを再現したテーマパークで、忍者や侍のショー、伝統的な建物の見学などが楽しめる「登別伊達時代村」などがあります。登別温泉街に宿泊した際には是非お立ち寄りください。
7.函館の紅葉名所:見晴公園と香雪園
函館で紅葉スポットとして有名なのが「香雪園(こうせつえん)」。北海道で唯一の国指定文化財庭園である香雪園は、もみじやカエデ、イチョウなど約150種類の樹木が植えられた和風庭園です。10月下旬から11月初旬にかけて鮮やかに色づきます。また、毎年開催される「はこだてMOMI-Gフェスタ」では、園内の紅葉がライトアップされ、幻想的な雰囲気を楽しめます。
昼間に観光や食事ついでに立ち寄るのも良いですが、香雪園のライトアップを楽しんだ後に夜景スポットで人気の函館山へ行くプランもオススメです!香雪園から函館山の麓までは車で約20分程なので、函館山から見る景色は日が沈んだ直後から夜にかけてのコントラストが絶景だと言われていますので、函館山に先に行って、その後に香雪園のライトアップを楽しむという逆パターンもオススメです!
昼間に訪れるなら、周辺の観光スポットやグルメとの組み合わせも!車で5分程度の距離にある湯の川温泉街の有名スポット「湯巡り舞台 足湯」や、本場のジンギスカンが堪能できる「ジンギスカン・テムジン」、実際にそば打ちが見れる「そば切り工房 しら川」等、温泉街やグルメが楽しめるスポットもあります。
【見晴公園と香雪園】
・アクセス 「香雪園」バス停 下車 徒歩1分、函館空港から車で約10分
【見晴公園・旧岩船氏庭園】
・アクセス バス JR函館本線函館駅から函館バスで40分
8.大沼国定公園の紅葉スポット
大沼国定公園の紅葉の見ごろは例年10月中旬~11月上旬です。駒ヶ岳の雄大な姿と湖沼が織りなす風景が魅力の紅葉スポットです。湖周辺には整備された散策路があり、紅葉と湖面に映る駒ヶ岳の景色を楽しみながら湖畔を散策したり、遊覧船・カヌーで湖上から紅葉を楽しむことも出来ます。また、レンタサイクルをして湖畔周遊道路を走るのも素敵ですね!肌寒いので、パーカーや上着をお忘れなく!
また期間中には例年、ハロウィンナイトやよさこいソーランのイベント、花火の打ち上げ等のイベントが開催されますので、この時期にご旅行をお考えの方は要チェック!
アクセス情報
電車:JR函館本線「大沼公園駅」から徒歩約5分。駅から公園まではアクセスが良好です。
車:道央自動車道「大沼公園IC」から約10分。駐車場完備。
9.よくある質問
Q.北海道の紅葉はいつが見頃ですか?
A.エリアによって異なりますが、北海道の紅葉はだいたい9月中旬から11月上旬ごろまで楽しめます。毎年気候により若干のズレはありますが、有名どころの見どころを下記にまとめましたので、次回のご旅行の参考になさってください。
大雪山(旭岳・黒岳など):9月中旬〜9月下旬
層雲峡・阿寒湖周辺:9月下旬〜10月上旬
札幌・小樽・函館など道南エリア:10月中旬〜11月上旬
函館:10月中旬〜11月初旬
Q.北海道で紅葉を見るならどこがおすすめですか?
A.北海道の紅葉スポットは沢山ありますが、中でもオススメは上記でご紹介したスポットです。日本一早い紅葉が見られると言われている「大雪山(だいせつざん)」、紅葉+温泉が最高の組み合わせで断崖絶壁と紅葉のコントラストがすごい「層雲峡」、渓谷美がすばらしく、川沿いの温泉宿に泊まりながら紅葉を眺められる「定山渓(じょうざんけい)温泉」、サイクリングやボートに乗りながら紅葉を楽しめる「大沼公園」、道南エリア随一の紅葉名所「香雪園」などがオススメです!
Q.紅葉と温泉を一緒に楽しめるスポットは?
A.前述した「層雲峡」「定山渓(じょうざんけい)温泉」の他に、地獄谷を歩くハイキングコースもあるので紅葉トレッキングも楽しめる「登別温泉」、遊覧船に乗って、湖上から紅葉を楽しむこともできる「阿寒湖温泉」などがあります。
Q.北海道の紅葉撮影のコツはありますか?
A.インスタ映えとか景色の写真を上手く撮るのって、意外と難しいですよね?紅葉風景を綺麗に撮るにはいくつかポイントがあります。
まずは時間帯!朝は空気が澄んでて、紅葉の色がクリアに出やすく、朝日や夕日が斜めに当たる時間帯は風景も黄金に輝いて光が差し込んだような写真がよく撮れます。また、朝もやが出る大沼公園や、層雲峡なんかは超フォトジェニック!
他にも水面を上手く利用するという手もあります。大沼公園、阿寒湖、洞爺湖みたいな湖スポットでは、水面に紅葉が映り込む”逆さ富士”のような風景が狙えることも!風があると水面が動いてしまうので、風のない時に撮影するのがコツ!
建物をあえて一緒に写すのも良いです。香雪園や函館の元町エリアのような、歴史的建物+紅葉の組み合わせもすごく絵になります。歴史的建造物だけではなく、橋や北海道ならではのまっすぐな道とともに樹木を写すのも素敵ですね!
10. 北海道紅葉旅行のまとめと計画のポイント
北海道の紅葉についていかがでしたでしょうか。北海道は日本で一番早く紅葉が見られる以外にも雪も同時期に見ることができるなど行ってみると楽しい発見がたくさんあります。紅葉は昼だけでなく、早朝の散策で見られるあさもやの中で見る景色やライトアップされた夜の景色など、時間帯によっても色々な姿を見せてくれます。本州でも数多くの紅葉スポットがありますが、北海道の海の幸やグルメを楽しみつつ、紅葉を楽しむ旅行プランも良いのではないでしょうか。ただ、紅葉が日本で一番早く楽しめる為、寒くなるのも早いので調整できるような少し厚手の羽織る服を持参されることをお勧めします。旅行前には天気予報と気温のチェックもお忘れなく!!
また、毎年の傾向として紅葉のシーズンはイベントなども多く、過ごしやすい季節のためどうしても早くから混雑が予想されるものでもあります。そのため、行き先が決まったら早めの予約をオススメします!ご不明な点はスタッフまでお気軽にお問合せください。
この記事を書いた人
- ホワイト・ベアーファミリー編集部こちらのコラムはホワイト・ベアーファミリー編集部スタッフや旅行商品の企画担当者、カスタマーサポートメンバーがセレクトした、気になる旅行情報や旅行に関連するお役立ち情報、観光地情報等を厳選してお届けしております!
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