5時間でいけるアイランド！フィリピンの絶景・奇景・珍獣9選
日本から時間にして約5時間の東南アジアの島国フィリピン。7000を超える島を有し、各島によって独自の文化も。いまだ日本人が立ち入っていない場所も多く存在する国でもあります。そんなフィリピンでも特にお勧めの景色、驚くべき奇景、あるいは動物たちをご紹介します！
目次
1.ボラカイ島が誇る世界屈指のロングホワイトビーチ
広い広いホワイトサンドビーチが広がるボラカイ島は世界中から美しさを求めて集まる島としてとても有名です。ボラカイ島は何と言っても広大なホワイトサンドビーチが有名で、小さい島ですが、そのほとんどがホワイトサンドで覆われており、その広さと長さには感動します。
ビーチではいつでも音楽がかかっていて毎日ビーチパーティー気分で過ごせる場所や、少し離れた場所でのんびりプライベートビーチ気分を味わうことのできる空間があり、南国の雰囲気を存分に楽しめます。
ジェットスキーやシーウォークやバナナボート、フライボードなどのマリンスポーツを楽しむのも魅力の一つ。友達グループでも楽しめ、カップルで来るにもピッタリの場所です。
またボラカイ島のレストランやマッサージショップなどは他とは格が違うほどに充実しており、とても便利で快適。世界中から人が集まるのも納得の楽園です。
2.奇妙な形をしたチョコレート・ヒルズ
ボホール島のほぼ中央に位置する、高さ30メートル～50メートルくらいの同じような半球の丘がたくさん並んでいる不思議な場所です。その数は1000個を超えると言われています。
チョコレートヒルズと呼ばれる理由は、この半球の丘が乾季(2月～5月)にかけて色が薄茶色になりチョコレートを並べたような景色が見えることからこの名前が付きました。その他の季節では緑の野草に覆われた丘になっており、見た目が可愛らしいのも特徴の一つと言えます。
その中の一つの丘の上からたくさんのチョコレートヒルズを見渡すことができるポイントがあります。またATVバギーカーに乗ってチョコレートヒルズの周辺を探索できるのも一つのお勧めポイントです。
アトラクション性がありアドベンチャー好きにはピッタリのアクティビティであることと、チョコレートヒルズと併せて田舎のフィリピンを散策できる体験ができます。
3.世界自然遺産のプエルト・プリンセサ地底川国立公園
フィリピンを代表する世界自然遺産として有名な地底河川が流れる国立公園です。航行可能な地底河川としては世界最長で8.2kmも奥に進むことができます。
小型のボートに乗って川の横にポッカリ空いた洞窟へ侵入して行きます。頭上に鍾乳石が立ち並んでいて、アドベンチャー感が満載です。
洞窟は狭いように感じますが、実際はかなり広くかなり奥まで続いていると言われています。人が立ち入れる場所も懐中電灯などの明かりがなければ真っ暗になってしまう場所なので、雰囲気がとても面白く異次元空間のアドベンチャー体験ができます。
洞窟の中には大型のコウモリなども生息しており、普段目にすることのない生態系がそこにはあります。戻りの際に見える、洞窟の中から見える外から差し込む光もまた素晴らしい景色を見せてくます。
4.スペインの街並みが残る古都ビガン
フィリピンは16世紀よりスペインに長らく統治されており、至る所でその当時の面影が残っていますが、特にこのビガン歴史地区には統治時代の街並みが美しく残っています。もともとマニラやセブにもこのようなスペインの街並みは存在したのですが、第二次世界時にその多くが破壊されてなくなりました。
その際に、このビガンも戦禍の中だったのですが、偶然が重なり、戦禍を免れたこの街に多くの歴史的建造物が残ることとなったのです。ビガンの街並みは西洋のそれと同じように美しく、また日本人には歴史的にも親密な関係にあります。
その当時の雰囲気などを感じる事のできる数少ない場所です。ビガンの町役場ももちろんスペインスタイルで飾られており、クリスマスの時期などは独特な景観を見せてくれます。
5.世界最小のメガネザルターシャ
世界最小のメガネザル類として知られるターシャは体長がわずか10センチメートル程度と手のひらサイズで、主にボホール島に生息しています。夜行性の為、昼間はほとんど眠っているので動いているところを見れるのは非常にラッキーです。
体長は10センチメートルと小さいですが、その割に目がとても大きいので、目が一段と大きく見え、とても可愛らしい姿をしています。
寝る姿勢は独特で、木にしがみつくようにして寝るので可愛らしいですが、小さいので見つけるのが困難です。しかし、激しく動いたりしないのでカメラに一緒に収めることは比較的簡単です。
ターシャは絶滅危惧種に指定されているので、見ることも貴重です。ボホール島に行った際には、一度足を運んでみることをお勧めします。
6.世界最大の魚類ジンベエザメ
ジンベエザメは世界最大の魚類として知られ、大型のものは15メートル近くまで成長します。
ジンベエザメ自体は日本でも見られます。だけどここフィリピンのジンベエザメが奇妙なのは、野生なのに、ほぼ毎日人間と一緒に泳いで遊んでいること。
もちろん、泳ぐのはプールや水族館などの水槽の中ではなく、海に張り巡らされた網の中でもなく、美しいフィリピンの海のなかです。
ジンベエザメはサメと言う名前が付いていますが、人を襲う肉食系ではありません。厳密にはプランクトンを餌とするので肉食系と言えば肉食系ですが、人は襲わないし、襲えませんのでご心配なく。非常に近くを回遊するので、迫力満点です。
彼らとは、セブ島旅行の際に会えます。セブのほぼ南端に位置するオスロブという町の海がジンベエザメの集まる場所。セブ市からは3時間と遠いですが、セブ島を訪れた際は足をのばす価値のある場所です。
7.20世紀最大級の大噴火を起こしたピナトゥボ火山
1991年に20世紀でも最大級の噴火を起こした山として有名です。その噴煙ははるか成層圏まで達するほどまで上がりフィリピンはもちろん、遠くベトナムや中国までその灰を降らせるほどでした。この噴火の影響で地球の温度は0.5度下がり、自転速度もほんの僅かですが早くなったとも言われています。
もともとあった山は山頂部分が全て吹き飛んで、噴火した火口跡には湖が出来上がっています。現在はこの火口跡にできた湖までトレッキングすることができます。道中には数十メートル堆積した灰が削られ、尖った針のような灰の山を見たり、一面灰色の大地を歩いたりと普段では体験できないような場所です。
渓流に沿って湖を目指しますが、その川も鉄分を多く含んでおり、石などが赤く染まっているのも特徴です。四輪駆動車に乗って探検することもでき、アドベンチャー要素が満載です。
8.天国へ昇る階段コルディリェーラの棚田群
人々が山の山腹にあるその景色を見て、天国への階段と評したのはコルディリェーラの棚田郡です。ルゾン島の北部にあるバナウエィという町の近くにあり、世界文化遺産にも登録されています。
コルディリェーラの棚田群周辺は標高が1000メートルを超えており、フィリピンの中でも避暑地として有名です。
この地方はフィリピンですが、夜や朝になれば寒く、12月～2月にかけては高い山の上では時折積雪もあるほど、他のフィリピンとは気候が違います。コルディリェーラの棚田群は周辺の多くの峰々の中腹に作られた棚田郡であり、人々から天国へ昇る階段と揶揄されるほど美しいです。
コルディリェーラの棚田群は、ルゾン島の中でも山奥にあるので、人がそれほど踏み入っていないので、独特の文化や景観が残せています。
しかし、現代化が進み森林伐採などの問題を抱え、洪水による破損などもあったことから、かつては危機遺産登録をされていましたが、現在は修正がなされ登録解除まで至りました。緑の階段を歩く景色は、どこか日本の山奥を感じさせる場所です。
9.パラワン島の秘境エルニド
切り立った奇岩とホワイトビーチを織り交ぜたパラワン島屈指の絶景ポイントとして有名なエルニドです。
パラワン島北東部はリアス式海岸のようにいくつもの湾が深く入り組んで、複雑な地形を作っています。その湾の間にはホワイトサンドビーチが至る所にあり、美しく広々とした景色を楽しめます。
沖合にはたくさんの岩峰でできた小島が浮かんでおり、それらは荒波に削られて切り立ち、まるで海底から石柱が伸びてきているかのような景色を作っています。エルニドは、沖合で泳ぐアイランドホッピングはもちろん、スキューバダイビングポイントとしても有名です。
エルニドにはたくさんの絶景ポイントがあるので、隠れ家のようなリゾートがたくさんあり、プライベートな空間が残っているのも一つの特徴です。沖合のコロン島と併せて観光することをお勧めします。
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