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マニラ市内・空港間のタクシー 選び方から支払いまでガイド

イエロータクシー

マニラに行くと、1度はタクシーを利用する機会があると思います。
とはいえ、知らない国での移動はハードルを高く感じるもの。

実は、マニラならではのタクシーの仕組みもあります。基本情報からトラブル例と気をつけたい点まで、長年にわたって現地駐在員を経験した日本人にききました!現地駐在経験からくるアドバイスから、最新の配車サービスまでリポートします。

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目次

1.タクシーの種類と料金

マニラの夜の道路

フィリピン・マニラのタクシーにはいくつかの種類があります。
旅行者には、定額制の「クーポンタクシー」「ホテルタクシー」がオススメです。
そのほかはメーター制。ニノイ・アキノ国際空港港を起点としたイエロータクシーのほか、レギュラータクシー、さらに流しの個人タクシー (非認可・日本でいうところの白タク)もあります。

1-1 クーポンタクシー

空港から所定のエリア内であれば一定料金で乗れるシステムです。
少し割高ですが、料金トラブルの心配なく利用できます。エアコンなどの設備もちゃんとしていますし、遠回りされる不安もありません。

利用の方法としては、まず各到着ターミナルを出たらクーポンタクシーのカウンターを探しましょう。カウンターに行き先別料金が明記されているので確認。乗る場合、行き先を伝えるとチケットを受け取ります。チケットにプレートナンバーなどが書かれているので、指定された車へ移動。詳しい目的地を伝えて出発です。支払は降車時です。

料金は、ニノイ・アキノ国際空港サイト内のPDFで確認できます。各ページの下の方にある、「Click on the links to view the rates from NAIA to all provincial destinations, to various points in Luzon and major hotelswithin Metro Manila」という文章がリンクです。(2015年6月現在)

ターミナル1 ※日本航空(JAL)はこちら
ターミナル2 ※フィリピン航空はこちら
ターミナル3 ※全日空(ANA)、キャセイパシフィック航空はこちら
ターミナル4 ※おもに国内乗り換え

ちなみに、駐在員の方によると「個人的な印象としては、クーポンタクシーのドライバーはプロっぽい印象」とのこと。

1-2 ホテルタクシー

ホテルのフロントやベルボーイなどに頼んで呼び、利用するタクシーです。ホテルと契約しているドライバーなど、信用のおけるタクシーが多いのがメリット。こちらも行き先によって料金が決まっている定額制です。

クーポンタクシーと同じく、エアコンも装備され快適。遠回りや危険な目に遭うというリスクは軽減されます。
他の交通手段より割高ですが、日本と比べれば安いですし、リスクを最小にという点で旅行者にはおすすめです。

ただしこれが利用できるのは基本的に高級ホテル。一部には、メーター制のタクシーを呼ぶところもあるようです。

ちなみに、ホテルタクシーは堅苦しい(しっかりしているともいう)印象だそう。

1-3 イエロータクシー

イエロータクシー

その名の通り車体が黄色。空港を起点に動いています。認可を受けており比較的安全・安心に利用できます。
料金はメーター制。
後述する一般のタクシー(レギュラータクシー)よりはやや割高料金ですが、初心者にはおすすめです。

2015年3月改定料金により、初乗り運賃は60ペソ(以降300mにつき4ペソ)。ただし、料金改定後もメーターの初期設定は以前の初乗り料金・70ペソのままです。このため、メーターの表示料金から10ペソ引いて支払うことになります。

1-4 レギュラータクシー

レギュラータクシー

一般のタクシーです。ここでは、認可をうけているタクシーについてお話しします。
まず、車体に会社名が入っている=認可を受けているタクシーを使いましょう。
イエロータクシーとメーター制という点では同じですがこちらのほうが割安。
その分、質も下がったり、空港では外のタクシー乗り場が割り当てられていたりします。

イエロータクシーと同じく、2015年3月改定料金により、初乗り運賃は30ペソへと値下げ。(以降250mごとに3.5ペソ)
メーターの初期設定は以前の40ペソのままですので、こちらも表示料金から10ペソ引いて支払います。

1-5 その他

車体にタクシー会社がプリントされた車両以外は乗らないこと!タクシー会社がプリントされていない=非認可、日本でいうところの白タクです。

マニラでは、基本的に個人タクシーというのはありません。存在はしますが、非認可のタクシーです。正直なところ、認可されているタクシーでもトラブル報告が絶えない国です。旅行者が利用するのは避けた方がよいでしょう。

1-6 おすすめは定額制タクシー

基本的に、値段と安全・安心は比例すると考えてください。料金トラブルの心配がほとんどない、という点で、旅行者の方にはニノイ・アキノ国際空港からは「クーポンタクシー」、高級ホテルからなら「ホテルタクシー」といった、定額制タクシーをお勧めします。

≪料金の高い順≫
クーポンタクシー・ホテルタクシー(定額制) > イエロータクシー(初乗り60ペソ) > レギュラータクシー(初乗り30ペソ)

ある人の例でいえば、空港⇔ホテル間で、

  • クーポンタクシー400ペソ(料金表で確認)
  • イエロータクシー170ペソ(乗車)
  • レギュラータクシー120ペソ(乗車)

......という差が出たそうです。

1-7 メーター制タクシー利用時のポイント

そうはいっても、市街地内の移動はメーター制タクシーになることが多いと思います。たくさん走っているのでつかまえやすく便利ですが、乗る前に確認すべきポイントがあります。

それは、メーターを使ってくれるかどうか。ぼったくり目当てのドライバーなどは、メーターを使わず言い値で請求してくることも。

乗る前に料金を確認する手もあります。「●●までいくら?」⇒「700ペソ!」⇒「メーターは使わないの?」⇒「使わないけど700ペソだよ!乗りなよ!」という流れです。
交渉してもいいのですが、これが妥当な金額か判断するのは、旅行者にはややハードルが高し。安全・確実を求めるならお勧めしません。

さらに、メーターを使っても、改造されていて250mごとに上がるはずの料金がもっと短距離でどんどん上がっていく......というケースもあります。
個人的には、フレンドリーなのもメーター制タクシーの特徴だと思います。
(やたら「フィリピンは初めて?」「何人?」と聞いてくる場合は、カモになるか品定めされていないか要注意ですが......)

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2.乗車~支払い

2-1ニノイ・アキノ国際空港から乗る

マニラ国際空港

空港エリア内に入れるのは空港と契約しているタクシーです。
ただし、エリア外で普通のメータータクシーを留めることができます。また、マニラに慣れていてかつ安く済ませたいなら、出発フロアへ移動して、さっき客を降ろしたレギュラータクシーを拾う、という手もあります。

選択肢......

  • 空港内でクーポンタクシーのカウンターへ行き定額制で移動
  • 空港内の乗り場から、比較的安心・快適だがやや割高なイエロータクシー(メーター制)
  • 出発フロアからレギュラータクシー(メーター制)

クーポンタクシー、イエロータクシーなら、タクシーのナンバープレートなどの控えを乗車時に乗り場係員からもらえます。トラブルがあった場合の証拠となり、タクシー会社の連絡先も書かれています。大事に持っておきましょう。

2-2 市内から乗る

2-2-1 流しのタクシーをひろう

マニラの道路

タクシー乗り場として存在するのは大手商業施設内、ホテル、空港くらいです。これ以外は、基本的にすべて流しのタクシーを拾う形となります。

基本的にはタクシー会社が車体にプリントされているタクシーのみを拾ってください。行灯のみのプリントなしタクシーはほぼ非認可(白タク)と思ってください。

手をあげれば基本的にどこにでも停まってくれます。
(手を挙げる角度は、日本式が90度としたら、フィリピン式は45度くらい)

ちなみに、ドアは自分で開けます。乗り込む前に、メーターや料金の確認をしましょう。

2-2-2 新サービス・LINEでタクシーを配車

22015年6月、旅行会社H.I.S(エイチアイエス)がマニラの日経タクシー会社・リョウアキタクシーと提携。
LINEで配車依頼できるようになりました。
まだこの記事を書いている時点では始まったばかりですが、順調に進めばかなり助かるかも。
現地でWi-Fi接続を利用しスマホを使う予定なら、チェックしてみてください。

エイチ・アイ・エス マニラ支店 リョウアキタクシー特集ページ

2-3 支払い

支払いは基本的に現金。なお必要な料金に加え、マニラではチップをつけるのが一般的になっています。(料金にもよりますが、目安として10%前後)

支払い用のお金は、できるだけ小銭を用意しておきましょう。ドライバーはおつり用の小銭を日本ほどきちんとは用意していません。(小銭が無い、とぼったくろうとしているケースもありますが......)

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3.ドライバーとの会話例

3-1 基本的に英語が通じる

基本は英語でOKです。 ただ稀にですが、メータータクシー運転手の中には、タガログがメインで英語が片言の人もいます。そんなときでも、片言でもいいので英語で場所を伝えてください。単語をゆっくりと正確に伝えれば、理解してくれるはずです。

3-2 タクシー利用時によく使う言葉

ホテルにタクシーを呼んでもらう場合

Excuse me, could you get a taxi for me please? (タクシーを呼んでもらえますか)

メーター制タクシーに乗る前の確認

Please use meter,OK?

Can you turn the meter on? (いずれも「メーターを使ってくれますか?」)

行き先を伝える

Do you know ●地名●? (●地名●を知っていますか?=●地名●に行けますか)

Could you take me to '●●' on ■■Street please? (■■通りにある●●へ行ってもらえますか)

※単純に行き先が伝わればOK。「●●,please」でもたいてい通じます。

※経験上では、わざわざ丁寧にPlease go to xxxx なんて言わなくてもOK。かえって英語がつたない運転手の混乱を招くこともあるので、発音があやしいなと思えば行き先を単語レベル(たとえばInternational Airport)で伝えるだけで充分だと思います。

道案内をする

Please tunr right (left) at the next corner. (次の過度を右(左)に曲がってください)Please keep going straight.(そのまま直進してください)Please stop here. (ここで止まって下さい) ちなみに、タガログ語では直進を「デレッチョ」右折を「カナン」左折を「カリワ」でいけます!

4.日本との違い

マニラでの常識から、ごく個人的な経験までお話しします。

4-1 ドアは自分から開ける

自動ドアではありません。
タクシーを市街地で止めたら、ドアを開けてメーターの使用や料金を確認してから乗りましょう。

4-2 乗ったらドアロック!

停車中に強盗に囲まれる......なんてケースもなくはないです。安全のために中からロックしましょう。

4-3 旅行者はあなどられる

これは、海外ならどこもそうかもしれませんが......
運転手は、現地に住んでいる日本人か観光客かを見分けた上で接してきます。日本人でも、現地に住む日本人なら、その状況に応じた会話が自然にできるので問題ありません。

しかし、観光客と認識されれば、ぼったくりやチップの強要など、トラブルの可能性も。できればカメラや携帯ストラップなどを首に下げず、できれば現地に住む日本人のフリ(軽装)をするといいかもしれません。また、経験上のアドバイスとしては、「車内では無理に愛想をよくする必要もないと思います。なめられないことが重要」とのことでした。

4-4 地理に詳しいとは限らない

主要なスポット・公共機関・ホテルなら大丈夫かと思います。
ただし、日本と違いカーナビなどまずありません。ドライバーによっては、地図もよく分かりません。自分でも地図を見て、場合によってはナビする必要さえあります。

4-5 トラブル例

  • 地理に疎いことを逆手に取り、回り道(メータータクシー運転手に多し)
  • メーターが改造されていて、異様に早く回る
  • 意地でもメーターを使わない(隠したり、設置していないと言い張ったり)
  • チップの過剰要求
  • なぜか途中で給油した際のガソリン代まで要求
  • クーポンタクシーのニセ料金メニュー(正規のカウンターへ行けば、正規の料金表がある)

正直、数え上げたらキリがありません。

しかし、今はネットの時代。各サイトで情報を入手してからその価格をもとに「○○から△△までの料金はだいたいこれくらいと聞いてるが、なぜそんなに高いのか?」「以前乗ったときはXXペソだったが、なぜこんなに高いのか?」等、常に適正金額を把握してから、それをもとに交渉・乗車することをお勧めします。

5.【まとめ】駐在経験者からアドバイス

「色々と書きましたが、本当はみんな根が明るく、素直でいい人ばかりです。ここで挙げた'我々日本人から見たら明らかに非常識な振る舞い'も、彼らがフィリピンという国で生き抜く上での術だと私は常に割り切って接しています。

しすべての価値観を日本人の基準から離れた尺度で計ってあげてください。きっと、彼らがどれだけ素直で、いい人間か見えてくると思います。

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