沖縄の梅雨の特徴は?梅雨の期間やおすすめの観光スポットを紹介
沖縄旅行を計画する場合、ゴールデンウィークや夏休み期間中は混雑しがちですが、ゴールデンウィーク以降や6月にかけては、比較的予約しやすく、また、格安で旅行しやすい期間です。しかし、沖縄では、この期間は梅雨にあたります。
せっかく沖縄を観光するなら、梅雨であっても存分に楽しみたいですよね。沖縄の梅雨の期間や梅雨時の服装、また、雨でも楽しめる観光スポットなど、沖縄の梅雨について理解し、沖縄の旅を楽しみましょう。
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沖縄の梅雨の特徴とは?
梅雨入り・梅雨明けの時期は?
梅雨の時期は、本州などでは6月から7月にかけてとなりますが、沖縄では、いつ頃梅雨入りし、いつまで梅雨の季節が続くのでしょうか。
気象庁の調べによると、沖縄の平年の梅雨入りは5月下旬頃、梅雨明けは6月半ばから下旬頃となっています。本州などと比べると、沖縄の梅雨入りは、1か月程度早いことになります。ただ、もちろんその年によって異なりますし、2025年で言うと沖縄より先に九州が梅雨入りしてしまいましたね!
沖縄の梅雨入りは、おもにゴールデンウィーク明けとなりますが、年によってはゴールデンウィーク中に梅雨入りすることもあります。参考までに昨年2024年は5月21日に梅雨入り、6月20日に梅雨明けが発表されました。今年(2025年)は5月22日に梅雨入りをしました。梅雨入りが九州南部→奄美→沖縄の順となったのは、1951年の統計開始以来初めてのことだそうです。また梅雨明けは例年通り6月21頃の見込みだそうです。
沖縄の梅雨の雨の降り方
一般的に梅雨といえばしとしとと雨が降り続くイメージがありますが、沖縄の梅雨は、強い雨が降ることが多い反面、時折晴れ間がのぞくこともあります。一日中雨という日もありますが、一時的なスコールのような雨が多くなるのも特徴です。また、梅雨明け前の6月中旬から下旬にかけては、特に強い雨が降ることが多く、台風も発生しやすくなります。梅雨前線と台風が重なると、大雨・暴風に注意が必要です。この時期に沖縄旅行を計画されてる方は事前の天気予報のチェックを忘れずに!また、雨が止んでも湿度が高いため蒸し暑く感じやすいです。通気性の良い服を選ぶと同時に濡れたまま冷房が効いた屋内に入った時の為に長袖のパーカー等羽織れる服を持っていると良いでしょう。
梅雨の沖縄旅行がオススメな理由とは?
旅行代金がハイシーズンより安くなりやすい
梅雨の時期の沖縄旅行がオススメな理由はいくつかあります。まず第一に旅行代金が安い時期であるという事。ゴールデンウィークが明けると5・6月は連休もなく、オフシーズンでもあるので、一年を通して比較的お安い価格で旅行に行けます。7月の夏休みシーズンに比べると数万円安くなることも!ゴールデンウィーク後〜夏休み前の閑散期にあたるため、航空券やホテルが安くなる傾向になるためです。また、観光客が少ない時期なので、旅行会社も少しでも安く販売して沖縄に行ってもらおうとセールが行われることもよくあります。
観光スポットでも人が少ない
もう一つの理由は梅雨の時期は観光客が少なめだという事。やっぱり沖縄と言えば綺麗な海!という方が多いので、晴れた日を狙っていく人が多いでしょう。なので梅雨の時期を避ける傾向にあります。逆を言えば、梅雨で観光客が少ないから、人気スポット(美ら海水族館、首里城、離島など)でも混雑を避けてゆっくり回れる!という利点があります。しかも、沖縄の梅雨は前述したように一日中雨が降っているという事は少なく、スコールのようにざっと降って、時々晴れ間が広がることもあるので、梅雨の時期でも青空が見えることもあります。雨雲レーダーを使えば、晴れ間にビーチや観光を楽しむチャンスあり!雨上がりの濡れた石畳や海岸線、空にかかる雲や虹などが美しく幻想的でカメラやスマホ好きな人には、梅雨ならではの風景が狙い目です。また屋内でも十分に楽しめる施設がたくさんあるので、雨が降っていても気になりません!敢えて梅雨の時期を狙って行くのもありですね!
沖縄の梅雨の時期に最適な服装は?
梅雨の時期に沖縄を旅行する場合、どんな服装が最適なのでしょうか。
梅雨の時期の沖縄は、気温が高めで蒸し暑いので、半袖など夏向けの服装が良いでしょう。気象庁の調べによると、5月の最高気温は27度前後、6月の最高気温は30度前後に達します。また、5月の最低気温は22度前後ですが、6月の最低気温は25度前後となり、熱帯夜になる日もあります。
沖縄の梅雨は、雨が降ったかと思えば、晴れ間がのぞき、強い日差しが降り注ぐこともあります。南に位置する沖縄は紫外線も強いので、雨の時も晴れている時も使える「晴れ雨兼用折りたたみ傘」があると良いでしょう。
そのほか、紫外線が気になる方は、長袖のカーディガンやストールなど、羽織るものを一枚用意しておきましょう。
雨でも楽しめる沖縄の観光スポットは?
平和通り
雨の日でも楽しめる沖縄の観光スポットなら「平和通り」です。那覇の市街地を運行するモノレール「ゆいレール」の牧志駅から歩いて5分ほどのところにあります。平和通りはアーケード付きの商店街で、雨を気にすることなく買い物を楽しむことができます。商店街に並ぶお店はまさに多種多様で、昔懐かしい雰囲気が残されています。また、商店街には、沖縄のお菓子や泡盛、果物など、さまざまなものが販売されています。平和通りのお店で、沖縄のお土産選びをするのも楽しいですね。
平和通り
住所:沖縄県那覇市牧志3丁目
アクセス:那覇空港より車で約20分、ゆいレール 牧志駅より徒歩約5分
沖縄美ら海水族館
そのほか、雨でも楽しめる観光スポットは、那覇空港から車で約2時間の「沖縄美ら海水族館」です。世界最大級の水槽には、ジンベイザメや大型のエイの一種、ナンヨウマンタなど、大型の魚たちが悠々と泳いでいます。さらに、サンゴも多数飼育されており、水槽一面にサンゴが広がっている様子は、まさに圧巻です。沖縄美ら海水族館では、外の天候を気にすることなく、沖縄の海の生物たちを存分に眺めることができます。
沖縄美ら海水族館
住所:沖縄県国頭郡本部町字石川424
アクセス:那覇空港より車で約2時間
営業時間:8:30〜18:30(入館締切:17:30)
おきなわワールド
約30万年もの月日をかけて作り上げられた鍾乳洞や、エイサーショー、シーサーの絵付け体験や琉球ガラス体験も出来て施設内を全部回ると5時間もかかってしまう程の充実さ!鍾乳洞は勿論、体験ものは雨がかからないところにあるものが多くあるので雨の日でも楽しめるスポとです!
おきなわワールド
住所:沖縄県南城市玉城字前川1336番地
アクセス:那覇空港より車で約30分
営業時間:9:00〜17:30
琉球ガラス村
体験施設として沖縄の中でも歴史ある「琉球ガラス村」。琉球ガラス製作だけではなく、フォトフレームやアクセサリー作り、シーサーの絵付け体験、天然石ブレスレット作り等も楽しめます。お子様から大人まで一緒に出来る思い出作り♪
琉球ガラス村
住所:沖縄県糸満市字福地169番地
アクセス:那覇空港より車で約25分
営業時間:9:30〜17:30
DMMかりゆし水族館
沖縄県豊見城市の大型商業施設「イーアス沖縄豊崎」内にある、最新の映像技術と空間演出を駆使した都市型エンターテインメント水族館。1階は「澄み切った海の世界」がテーマで沖縄近海の多彩な海洋生物を展示する「ばんない水槽」や、頭上まで続くトンネル型の水槽など、海中を歩いているような感覚を味わえます 。2階は「亜熱帯の常緑の森」がテーマで巨大なガジュマルの木がそびえる「やんばるの森」では、淡水魚や爬虫類、両生類が生息する森を再現しています。カワウソ、ナマケモノ、ペンギン、リクガメなどとの餌やり体験が可能で、動物たちとの距離が近いのも魅力!「はいさいゲート」では、沖縄の自然を朝・昼・夕方・夜の時間帯で異なる映像と音響で体感できます 。お子様連れでも大人だけでも十分に楽しめる施設です。
DMMかりゆし水族館
住所:沖縄県豊見城市豊崎3-35
アクセス:那覇空港より車で約20分
営業時間:9:00〜20:00(最終入館19:00)
美浜アメリカンビレッジ
アメリカ西海岸の雰囲気を再現した大型複合リゾートエリアです。ショッピング、グルメ、アート、エンターテインメントが融合し、昼夜問わず楽しめる人気の観光スポット!約200店舗が集まり、アメリカンカジュアルなファッションや雑貨、沖縄の伝統工芸品などが揃っています。また、ステーキハウスやハンバーガーショップ、沖縄料理店、カフェなど、多彩な飲食店が立ち並び、食事も楽しめます 。敷地内には観覧車や本格的なマジックショーと食事が楽しめるエンターテインメントレストラン「海の魔法レストラン Magic Ocean」、「ミハマ7プレックス」という名の映画館もあります。夜になるとライブハウスやミュージックバーでジャズやブルースなどの生演奏が楽しめたり、地元の青年会によるエイサー公演など、沖縄の伝統芸能に触れる機会もあります。
美浜アメリカンビレッジ
住所:沖縄県中頭郡北谷町美浜
アクセス:那覇空港より車で約35分
営業時間:10:00〜22:00
よへなあじさい園
沖縄県本部町伊豆味に位置する、沖縄屈指のあじさいの名所です。毎年5月中旬から6月下旬にかけて、約40種・1万株・30万輪のあじさいが斜面一面に咲き誇り、訪れる人々を魅了しています。このあじさい園は、「あじさいおばー」として親しまれた故・饒平名(よへな)ウトさんが、60歳頃から趣味でミカン畑にあじさいを植え始めたことがきっかけで誕生しました。その後、家族が想いを受け継ぎ、現在では約3,000坪の敷地に40種・約1万株、約30万輪のあじさいが咲き誇る名所となっています。5月下旬から6月中旬にかけてが見頃で、ちょうど梅雨の時期にあたります。2025年は5月11日に開園し、現在は八分咲き程度で、6月末まで楽しめる見込みです。園内には、沖縄産のフルーツを使ったドリンクやスイーツが楽しめる「喫茶あじさいの家」もあります。美ら海水族館から車で近いので、セットでの観光がオススメ!
よへなあじさい園
住所:沖縄県国頭郡本部町伊豆味1312
アクセス:沖縄美ら海水族館から車で約20分
営業時間:09:00〜18:00
梅雨明け後に吹く「夏至南風(カーチーベー)」
6月下旬になると、沖縄では梅雨が明けますが、沖縄の梅雨明け後に気をつけたいことは、南寄りの強い風を意味する「夏至南風(カーチーベー)」です。地域によっては「カーチーバイ」と呼ぶこともあります。
梅雨は明けているので天気は良いのですが、南からの強い風が吹くため、海は荒れやすくなるので、海水浴の際には注意が必要です。夏至南風が吹く時期は、梅雨明け後の1~2週間ほどが目安で、6月下旬から7月上旬にかけて強い風が吹きます。
また、夏至南風は、夏本番を告げる季節風と言われており、夏至南風が収まると、沖縄ではいよいよ夏本番を迎えます。
本州などより梅雨入り、梅雨明けが早い沖縄ですが、ざっと強い雨が降りやすいこと、また、湿気が多いことが特徴的です。時折、晴れ間ものぞきますが、南国ならではの強い紫外線も降り注ぐので、暑さ対策だけではなく、紫外線対策も万全にしておきましょう。
梅雨の時期であっても、存分に沖縄を満喫したいですね。
この記事を書いた人
- ホワイト・ベアーファミリー編集部こちらのコラムはホワイト・ベアーファミリー編集部スタッフや旅行商品の企画担当者、カスタマーサポートメンバーがセレクトした、気になる旅行情報や旅行に関連するお役立ち情報、観光地情報等を厳選してお届けしております!
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