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フィリピン旅行vs台風!旅行前におさえたい傾向と対策

大雨

「フィリピンに台風直撃」――そんなニュース、日本でもときどき耳にします。

それまでは遠い国のことと考えていたけれど、いざ「セブ島へ旅行しよう!」「マニラ出張が決まった!」となった途端、思い出すいつかのニュース。「そういえばフィリピンって台風がキツイんじゃ......」と不安になったり、疑問がどんどん沸いてきたり。

そもそもフィリピンの台風ピークっていつ?インフラは大丈夫?旅行期間に台風が重なるかもしれないけどどうしよう......

そんな疑問を解消するべく、フィリピン・マニラ駐在経験のある日本人や、そのご家族に話をきいてみました。

1.台風が発生しやすい時期・都市

1-1ピークは8月から10月、ただしマニラが中心

だいたい8月から10月にかけて台風が多発します。
とはいえ、地方によってかなり差があるのがフィリピンの気候。一口には言えません。
北のほうにあるルソン島・マニラは台風直撃しやすい地域となります。セブはマニラ程ではないものの台風あり。南のミンダナオ島・ダバオはそもそも年間通して温度・降水量の波が少ないです。

1-2首都マニラ

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6月~10月の雨季、とくに9~10月ごろは台風の直撃を受けやすいです。

雨季の降水日数は、月の半分から三分の二を占めます。
とはいえ日本の梅雨のように一日中シトシトではありません。一時的な、ただし強烈な、激しいスコールに見舞われるのがマニラの雨季です。
そして、9~10月ごろを中心に、フィリピン近海で発生する台風が直撃。11月・12月にも大きな被害を出したことがあります。

マニラの乾季ピーク(2・3月)の降水量は月5mm前後で、月に2~3日降るかどうか。
ちなみに東京なら、もっとも乾燥する1~2月でも50mm前後は降ります。

一方で雨季ピーク(8月)は月450~500mm程度。
東京なら、梅雨の6月で月170mm前後、台風シーズンの9・10月でも月200mm前後です。
これだけ降る割に、降るのは台風到来時やスコールの限られた時間なのですから、日本ではめったにないほどの豪雨であることを覚えておいてください。

1-3セブ

セブ

セブ島はそれほど台風が多くない地域です。
雨季・乾季があり、雨季はだいたい雨季は一般に6月~12月頃。ただし、雨季と言ってもそれほど明確に分かれているわけではありません。(ガイドブックによっては、セブ島は雨季というほどの季節はないと書いているケースも)

乾季の5月は月の降水量が50mm前後。(東京の真冬、1~2月と同じくらい)
8月~12月は台風シーズンですが、雨季ピークの9・10月でも150mm前後。(東京の真夏、7~8月と同じくらい)

セブの雨季も、時々スコールが降るタイプです。一日中雨というよりは、30分程度の豪雨に見舞われることがあり、他の時間帯は晴れていることも。

1-4ダバオ

フィリピン第三の都市。年間を通して降水量や温度、湿度の差が少ない地域です。
乾季・雨季の差もそれほどありません。

降水量は、最も雨量が少ない3月で月80mm前後。(東京の11月くらい)
最も多い6~10月で180mm前後。(東京の6月より少し多いくらい)

ダバオには、あまり台風がきません。周囲の山脈に守られ、また台風の通り道からもはずれているためです。

2.マニラ市内への影響

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2-1停電

台風や洪水が発生すると決まって起こるのが停電。
数十分のときもあれば、半日~最大で丸二日間なんてこともありました。

その対策が、「自家発電機」。
一流~二流ホテル、商業施設等では自家発電機が発動するため問題ありません。
(日本人が泊まるのは、たいていこの一流~二流ホテル)

また、近年では一部の裕福層の戸建てでは大容量自家発電機、コンドミニアムと呼ばれる高級マンションではマンション全体の自家発電が装備されているようです。
(近年、パソコン等データを扱う関係で急な停電に備えて普及してきました)

しかし、一般家庭ではまだまだ自家発電装置は高嶺の花。
懐中電灯とキャンドルをともし、暑い夜はうちわを仰ぎなら過ごすこともあります。自家発電機の準備、懐中電灯と電池のスペア、そしてキャンドルは必須です。

2-2 交通機関

2-2-1タクシー

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流しのタクシーはほとんどつかまりません。(そもそも走っていないようです)。無線タクシーもほぼ休業状態です。

2-2-2 ジプニー・バス・トライスクル

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車高の高いジプニーやバスは走っていますが、乗れるかは不透明です。

まず第一に、混雑が予想されるということ。
第二に、そもそもダイヤというものが無く、運行状況が不安定なこと。天候状態によっては、1本逃せば次の1本が来るかどうか不明です。

トライスクルは、走っていないこともないのですがお勧めしません。バイクなのでかなり危険です。

2-2-3 メトロ(地下鉄)

過去の駐在時の経験上は、問題なかったです。
清潔な車両ですので、日本人でも安心して乗車できます。台風のせいで道路が渋滞するとき、このメトロには非常に助かった記憶があります。

2-2-4 航空

台風が近づいた場合、もっとも乱れるのはやはり空の便。帰国予定日に台風があたりそうな場合、早めに旅行会社や航空会社へ問い合わせましょう。空港カウンターは大混乱の可能性があります。
詳しくは「【3-3】出国予定日に台風が来たら」で紹介します。

2-3 宿泊施設

日本人が泊まる一流~二流ホテルでは自家発電機が発動するため、たいていは問題ありません。
ただし、一部のモテルと呼ばれる大衆旅館的な施設では停電になることも。

2-4 観光スポット

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観光スポットは海外からの観光客を迎える施設であることもあり、停電用発電機などはしっかり配慮されています。
ただし、一部のお土産屋さんや大衆食堂においてはこの限りではありません。キャンドルをつけて営業しているお店を何度か見かけました。リゾート地とはいえ、臨時閉館も充分にありえます。

3.滞在中の台風対策

3-1 現地での天気予報はここでチェック

3-1-1 マニラの天気予報・台風情報おすすめサイト

まにら新聞ウェブ

マニラを中心としたフィリピン主要地域の天気が掲載されています。(画面右側)
その他にもローカルニュースが日本語で掲載されており、なにかと重宝するサイトです。

日本気象協会

日本気気象協会提供のフィリピン主要都市天気予報です。

3-1-2 テレビ

フィリピンではニュース番組等ほとんどに英語が使用されます。
日本と同じく降水確率も%で表記、温度も℃で表されます。
また雨マーク、晴れマーク、曇りマーク、降水確率のパーセンテージ等の表記も日本と変わりません。

違うのは、暴風雨の規模をシグナルNo.1~No.4で表現すること。
台風=Typhoonですが、むしろSignal No.xxという単語を耳にしたら要警戒です!

シグナルNo.1

規模的には最も小さく、36時間以内に風速30キロから60キロ、または断続的な雨が予想されるケースを示します。
被害としては大きくありませんが、屋根の軽い素材が飛んだり、細い木なら折れたりする可能性があります。

シグナルNo.2

No.1よりは拡大した規模ですが、台風未満。24時間以内に風速60キロから100キロに達すると予想されます。
この規模になると、木が折れたり、農作物に被害が出たりします。外出には注意が必要です。

シグナルNo.3

ここからが台風として扱われます。
18時間以内に風速100キロから185キロに達すると予想されるケースが該当します。
No.3からは学校、役所、一部の企業が臨時休業となります。

シグナルNo.4

ここまでくるとかなり危険です。12時間以内に風速185キロ以上に達すると予想される場合が該当します。

3-2 外出予定の日に台風が来たら

残念ですが、外出はとりやめるのが賢明です。

3-2-1 食事

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台風でもホテル内ではきちんとした食事がとれます。ただし、朝昼晩とホテル食では経済的ではありません。水や食べ物を近隣スーパーであらかじめ余分に仕入れることをお勧めします。

台風の最中、大規模店は営業しますが、小売店(サリサリストアと呼ぶ)はほぼ臨時休業。(台風のせいというより、停電が問題)

3-2-2 予約のキャンセル

電話などで連絡が必要です。
ホテルやレストランに予約を延期する必要がある場合は、次のような会話文を参考にしてください。

パターン1

Could you please extend my reservation for another few days due to a typhoon?
(台風が来ているので、あと数日間予約を延期・延長してもよろしいでしょうか?)

パターン2

I’m sorry but I would not be able to visit today due to typhoon.
Could you kindly change my reservation date to 18:00 on 22nd October?
(すみません、台風のため今日はそちらに行けないのです。新たに予約を10月22日18:00に変更していただけないでしょうか?)

3-3 出国予定日に台風が来たら

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台風により飛行機が動かなくなり、欠航となるケースが多く見られます。
これは、すぐに旅行会社もしくは航空会社に連絡しましょう。
(旅行会社を通じてツアーで訪れた方には、旅行会社のほうから連絡が来ることも)

下記に、主な航空会社の運行状況照会ページや、電話番号を記載します。
2015年6月現在の公式サイト情報を引用していますが、まずは予約時に受け取った情報をもとに問い合わせをし、不明な場合は下記の電話番号へ問い合わせてみてください。(必要に応じてフィリピンの国番号63・日本の国番号81を加えてください)

3-3-1 ANAの運行情報・問合せ先

ANA(全日空) 国際線の運航状況

ANA(全日空)運行状況twitter

ANA公式サイト内 悪天候などが理由の振替[国際線]

★ANAマニラ支店
≪住所≫5th Floor,Tower 2,RCBC PLAZA,6819 Ayala Ave.,,
Cor Sen Gil Puyat Ave.,MAKATI CITY,1200,PHILIPPINES
≪営業時間≫月~金 8:30~17:30 / 土 8:30~12:30 / 日・祝休
TEL:2-553-8000(予約・発券)

3-3-2 JALの運行情報・問合せ先

JAL(日本航空) 国際線の運航状況

★フィリピンご予約・お問い合わせ・JALマイレージバンクセンター
年中無休 08:00~18:00 (フィリピン時間)
★日本語窓口の電話番号...
TEL:1-800-1-8110084
TEL: (+63) (02)403-2486(有料)
※国内通話料金が課金される場合があります。
★JALマニラ支店
≪住所≫ 2nd Floor, 6788 Ayala Avenue, Oledan Square, Makati City, PHILIPPINES
≪営業時間≫8:30~17:30/月~金  土・日・祝休 (発券/Ticketing)

3-3-3 フィリピン航空の運行情報・問合せ先

運行状況の照会

★フィリピン航空 日本地区 予約・発券部 コールセンター(日本語対応)
TEL:0570-783-483
(通話料金がかかります)
※受付時間: 8:30~18:30
※ IP電話・PHS・公衆電話・国際電話をご利用の場合は、下記の番号へ
TEL: 03-5157-4362

★フィリピン・マニラの24時間対応コンタクトセンター (英語のみ)
TEL: (+63) 2-855-8888
※日本からは国際電話料金が発生。国際電話識別番号や事業者番号など、ご利用状況に応じた操作をしてください。

3-3-4 セブ・パシフィック航空の運行情報・問合せ先

運行状況の照会

問い合わせ先電話番号
マニラ...... TEL:+632-7020-888
東京...... Tel: (03) 3593-6735
大阪...... Tel: (06) 6265-2535
名古屋......  Tel: (052) 229-1295

3-4 雨具の用意

個人的には、レインコート(雨ガッパ)の携帯をおすすめします。
台風でなくとも、雨季は暴風雨が頻発するからです。傘でもいいのですが、風が強いとかえって危険です。
また、傘は貴重品。(特にMade in Japan)日本と同じ感覚で、安易に傘立てに入れておかないようにしましょう。残念ながら、かなりの確率で盗まれてしまいます。

また、靴にも注意。雨が強く地盤が低いこともあり、水がたまりやすいのが困りものです。
(プールのように遊んではしゃいでいる、現地の子どもも見かけますが......旅行者には大変なことに)

4.まとめ

雨季、とくに台風シーズンはとにかく蒸し暑く、雨と風ばかりの季節です。せっかく旅行するなら、この時期はあまりお勧めできません。ただ、旅行費用はぐっとお安くなる時期でもあります。もしフィリピンに来られるときは、ぜひこまめに気象情報をチェックしてお越しください!

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