更新日：2023/11/01

1月下旬から姿を現す冬の風物詩「流氷」。

流氷の見れるエリアの一つでもある知床半島のウトロ周辺では、最盛期には一面大地のように海が氷で覆われて真っ白になります。
そんな一面氷の覆われた上を歩くことができるのが、知床の冬のアクティビティとして人気の”流氷ウォーク”です。
流氷ウォークでは言葉のとおり、流氷の上を歩くことができ非現実的な空間をお楽しみいただけます。

そんな流氷ウォークの魅力を今回はご紹介いたします。

1.流氷とは？

流氷は、世界中でもかなり限られたエリアでしか見れない貴重な自然現象のこと。
日本では北海道のオホーツク海沿岸でしか見ることができません。そのため、毎年流氷のシーズンになると多くの観光客の方が流氷を見に訪れます。

流氷はなんと1000km離れたアムール川河口付近で発生し、それが北海道のオホーツク海沿岸で観測することができます。
北海道の流氷スポットで有名なのは、【紋別】・【網走】・【知床】です。砕氷船で流氷を見たり、実際に流氷の上を歩く流氷ウォークなどいろんな楽しみ方ができます。

流氷を見ることができるのは、だいたい1月初旬ごろから。見ごろは2月の上旬から3月の上旬あたりになります。自然現象になるので、見ごろに行っても流氷が無いこともありますのでご注意を。

2.流氷ウォークって何？

流氷ウォークは専用のドライスーツを着用して、流氷の上を歩行する特殊な体験型のツアーです。

基本的には流氷の上を歩くのがメインになりますが、ドライスーツは浮き輪代わりにもなるので海に浮かんだり、流氷の間を泳いだりもすることができます。
他には流氷の上に乗ったり、寝そべったりしてのんびり流氷の世界を眺めることもできます。また「流氷の天使と呼ばれるクリオネやアザラシが海から姿を現すことも！

流氷は自然現象になるのでその時々で流氷の状況は異なります。そのため流氷の漂流具合にによって浮かんでいる流氷を飛び越えたり、重なった氷を飛び越えたりすることもあり、流氷ウォークの難易度も上がってきます！

また流氷ウォークは個人行動ではなく、ガイドの方に案内してもらいながら流氷の上を歩いていくので安全面はご安心を。

3.流氷ウォークをするためには

流氷ウォークをするのには一定の条件があります。下記条件に合致しない方は流氷ウォークに参加することができませんのでご注意ください。

1つ目は【年齢】。小学生以上が対象になります。

2つ目は【身長】。対象の身長は身長130cm - 190cmまでになります。

3つ目は【体重】。体重110kg 以下の方が対象になります。

4つ目は【年齢】。74歳 以下の方が対象になります。

各流氷ウォークの会社によって内容がわずかに異なることもありますが、基本的には同じ条件が必要になってきます。
また流氷ウォークは体力が必要なアクティビティになるため、氷上において「自己管理のできる方」というのも条件に含まれます。

上記の条件をクリアできれば流氷ウォークを体験することができます！

◎服装

まず頭には【ニット帽】。髪の毛が長い方はまとめて頂く必要があります。
ドライスーツは私服の上から着用します。そのためトップスは厚すぎないニットやフリースがおすすめです。真冬なので厚着しないと寒いと思うかもしれませんが、ドライスーツは保温性・防水性にも優れているのでご安心を。首を絞めるような服は、ドライスーツを着たときに首元が苦しくなってしまいますので避けましょう。
下は女性の方はスカートは不可になりますので、男女ともにパンツをはいてきましょう。
靴はドライスーツを着るので特に規定はありませんが通常の長さのソックスは必要になります。

◎荷物

スマホやカメラ以外の持ち込みはできません。またスマホは持ち込む際には両手がふさがらないようにし、防水ケースを用意してください。カメラも1グループ1台までとなります。アクセサリー等も必ず外してから流氷ウォークを楽しみましょう。

いくつかご紹介してきましたが、上記のルールも会社によって規定が異なってきます。複数の運営会社があるので、かならず予約したい会社の規定をチェックするようにしましょう。

4.流氷ウォークをするまでの流れ

まず予約ができたら、流氷ウォークではドライスーツを着用するので、事前に【身長】【体重】を流氷ウォークの会社にお知らせします。

また当日知床の地区内であれば送迎の用意があります。送迎の場所もいくつか決まっておりますが、希望される方は当日までにどこから送迎をしてもらうかをガイドの方と事前に決める必要があります。

5.もし流氷がなかったら？

流氷がなく当日催行ができなかった場合は、中止となり、返金対応となります。
中止の場合は、メールか電話にて必ず連絡がくるのでご安心を。中止の連絡は流氷が自然現象であることから直前の連絡になることもありますのでご注意ください。

雨や雪の場合は催行します。カッパ(雨具)等をご用意して流氷ウォークを行いますが、安全確保が取れない場合は中止となります。

6.さいごに

いかがでしたでしょうか。

今回は”流氷ウォーク”について、詳しくご紹介してみました。
流氷の上を歩けるのはなかなか無い機会になるので、流氷を見てみたい・触ってみたいなど気になる方は、一度実際に流氷の上を歩いて本物の流氷の世界に行ってみるのはいかがでしょうか。流氷をみるよりも流氷の迫力を体感できる貴重な体験です！

またしろくまツアーでも流氷ツアー2024年版のツアーの発売も開始しています！もちろん、流氷ウォークのツアーも種類豊富にご用意しています。
下記に流氷特集のツアーURLを貼っておりますので、是非チェックしてみてください！

最後までご覧いただきありがとうございます！