会社がモチベーションの向上のために行える行事は?
社員を評価するための表彰式や納会
社内行事は目的を持って行わなければなりません。社長や役員の自己満足ではなく、社員のモチベーションアップにつながってこそ会社の業績アップにつながります。
2015年のJTBの調査によりますと、「社内イベントに感動した人は仕事へのモチベーションが高い」という結果が出ています。社内行事を社員がどう感じたか、に焦点を当てないと行事の意味がなくなってしまいます。
どんなにたくさんの社内行事があっても、社員がその行事に感動しないとモチベーションアップにはつながりません。社員全員が参加する行事は、他部門の社員とコミュニケーションが取れて業務の効率化が促され、仕事がしやすくなるという効果があります。
モチベーションを上げる社内行事の代表が、表彰式。営業成績や業績アップに対して、表彰をする式典のことです。社員全員が参加することでモチベーションアップ効果があります。
効果は2つ。1つは表彰を受けた社員が、仕事への評価をしてもらえたことへの充実感・自己肯定感につながるということ。意欲が湧いてさらにモチベーションを向上させる効果が期待できます。
2つ目は、表彰を受けた社員全員が参加することで、自分も次にあの場所に立ちたいと思わせる効果です。目標を持ったモチベーションアップにつながります。
納会もモチベーションアップにつながる社内行事です。納会とは、会社ごとに異なる締めの時期に合わせた言わば「打ち上げ」と言ってよいでしょう。
忘年会とは違います。会社の正式な行事として一年の慰労を行います。15時くらいから始める会社も増えており、仕事の延長に近い行事になります。
会社の締めの時期は、残業も増えてどの部署も殺人的な忙しさになります。頑張って無事に締めを迎えた後の納会は、一区切りついた仕事の慰労と共に、次へのモチベーションアップにつながります。
社員全員で行うことで、目的を達成した一体感を味わうことも社内行事の大事なポイントです。
自社セミナーによるモチベーションアップ
新入社員が最初に経験する研修。これは職務上必要な能力を身につけていく勉強会です。新入社員であれば学ぶことはたくさんありますし、忍耐力を養うために様々なミッションをクリアする内容も盛り込まれていることもあります。
仕事内容の違う部署に異動になったり、管理職になったときなども研修が行われます。その仕事の内容や、スキルアップのための勉強会となります。
セミナーは参加希望型。自分がスキルアップしたいと思っている内容の勉強会に参加するのがセミナーです。そこには社員本人のモチベーション向上意欲がないと参加希望にはなりません。
新入社員のときに受けた研修以降は、惰性で仕事をこなしていくことも多々あります。気づけば何でもこなせるようになったけど、正式なやり方を知らずに来てしまったなんてことがあります。
書類作成やツール・プログラミングなど基本を知らないで使っていると、人に聞かれても説明が十分にできないことが多くあります。スキルアップをしたくても高度な知識は独学では身につけきにくいのが事実です。
基本を勉強したいという気持ちや、スキルアップすることで業務の効率を上げたいという気持ちは、モチベーション向上意欲として大事にしましょう。
モチベーション向上意欲は、セミナーを受けることで確実に力になっていきます。会社がそのことに気づいていて自社セミナーを催すことで、社員のモチベーション向上意欲を高め、組織が活性化されていきます。
業務の幅を広げたいときにセミナーを受講するのも、モチベーションアップにつながります。正式な社会人マナーを基本から応用までしっかりと身につけたり、苦手だった英会話を克服するために英会話教室に通ったりすると、仕事をする上での深みも出てくるでしょう。
社員のモチベーション向上意欲を高め、スキルアップにつながってこそ意義のある社内行事となるのです。
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(画像は写真AC)