近代洋画の巨匠「和田英作展」開催/宮崎
特別企画 和田英作展
宮崎県の都城市立美術館で10月22日(土)から11月27日(日)まで、特別展「日本近代洋画の巨匠 和田英作展」が開催される。開館は9時から17時までで平日の月曜日は休館。
この企画展では、日本の洋画壇を代表する画家として活躍した和田英作の70年にわたる画業を、初期から晩年までの作品から振り返っていく。「渡頭の夕暮」や「野遊」などの代表的な油彩画を始め、素描や下絵などの資料も合わせて90余点を展示する。
関連イベントも盛り沢山
期間中には、記念講演会や和田英作のゆかりの地を巡るバスツアー、作品作りが楽しめるワークショップなどの関連イベントも開催される。これらは電話かファックスでの申し込みが必要。抽選で素敵な景品が当たるスタンプラリーやギャラリートーク(学芸員による作品解説)も行われる予定だ。
和田英作とは
1874年に生まれた和田英作は、明治・大正・昭和を通じて優れた作品を残し、日本の近代洋画の礎を築いた。13歳から洋画を学び始め、国外でも絵画を学んだ。33歳の若さで文展の審査員となり、東京美術学校の校長も務め、1943年には文化勲章を受章。
生涯堅実な写生を基礎にした穏健な画風を貫き、風景画や肖像画、バラの静物画などの情感豊かな作品を多く残した。