ピクスタと鹿児島県奄美市、「ロケーションアイランド計画」で提携
ストックフォトで地方を創生
ピクスタ株式会社は、10月7日、鹿児島県奄美市と提携して「ロケーションアイランド計画」の取り組みを開始したと発表した。
同社は、写真・イラスト・動画素材のマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」を運営する企業。「ロケーションアイランド計画」は、ストックフォトにより地方を創生し、地域の「働き方革新」と「観光誘致」に貢献するというもの。
ストックフォトに取り組みやすい環境を整備
奄美市は、世界自然遺産に登録が期待される豊かな観光資源を持ちながら、若年者が十分に能力を発揮できる就業の場が少ないという離島特有の問題を抱えている。そのため同市は、場所や時間の制約を克服できるIT関連事業の振興を推進。ICTを活用した仕事機会の創出、定住促進、子育て支援などに取り組んでいる。
一方ピクスタは、場所を問わず空き時間を活用してできる「新しい働き方」のひとつとしてストックフォト制作を位置づけ、地方クリエイターの育成やコミュニティの活性化に力を入れてきた。今回の「ロケーションアイランド計画」では、奄美市民がストックフォトに取り組みやすい環境を整え、複業支援を促進するとしている。
複業支援、観光誘致、魅力発信
「ロケーションアイランド計画」では、奄美市民の複業支援と撮影旅行による観光誘致、そして資産の活用と地域の魅力の発信が推進される。
複業支援としては、ストックフォトセミナー開催や市による各地ロケーション撮影の事前許可が行われる。観光誘致では、クラブツーリズム株式会社の協力を得てのツアーを予定。魅力発信では、奄美大島観光物産協会が保有する奄美大島の写真をPIXTAで販売するという。
(画像はプレスリリースより)