福岡市美術館、2016年9月より2年半の休館に
2年半の休館
福岡市美術館(福岡市中央区)が9月1日より、2年半の休館に入った。同館は、1979年11月に開館し、これまでにおよそ2400万人が来館する多くの市民に愛される美術館だ。
2年半をかけてリニューアル工事を実施する。建て替えではなく、改修にて実施される。
「福岡市美術館ラストデイ&ナイト」大盛況
休館前日の8月31日、「福岡市美術館ラストデイ&ナイト」と題したイベントが開催された。およそ4000人が来場し、参加者と音頭を作って踊るワークショップなどを楽しんだ。
つなぐ、ひろがる美術館へ
開館から37年がたち、施設・設備の老朽化や学校利用の増加やユニバーサル化への要求に応えるためにリニューアル工事を実施する。改修後には、作品や来館者を「つなぐ」美術館、ユニバーサル化やバリアフリー化の向上、発信力と共働力の向上による「ひろがる」美術館を目指す。
休館中の展示や講座
同館が所蔵している美術品の展示は、他会場の展覧会にて鑑賞することができるほか、世界中の美術館・博物館が所蔵する美術品が閲覧できるサイト「Google アートプロジェクト」でも鑑賞することができる。また、同館学芸員が開催する講座については、9月は福岡市博物館で開催される。イベント情報は同館ホームページで公開されている。