杵築市の若宮八幡社の例大祭が今年も古式ゆかしく
若宮八幡社の例大祭
大分県杵築市の若宮八幡社で恒例の例大祭が執り行われる。期間は、2016年12月3日(土)と4日(日)の2日間。かつては一週間以上も行われた大祭だったが、現在は12月上旬に2日間だけ行われている。
例大祭と牛馬市
例大祭は、若宮八幡社最重儀といわれる大祭。1日目はお下り神事で、神輿に神様をお遷しして屯宮まで渡御する。午前は、長寿交通安全祈願祭を斎行。午後にはみさき神楽を奉納する。
2日目はお上り神事。午前には斗初穂奉納奉告祭も執り行われる。
かつて若宮八幡社の頓宮前では、特設会場にて牛馬市がにぎやかに催され、奥州白河、山陰大山の牛馬市とともに日本三大牛馬市として知られていた。
牛馬の需要が減った戦後も、昭和30年代までは数百頭の牛馬が出され、威勢の良いセリが行われていたが、今は行われていない。
若宮八幡社
若宮八幡社は大鷦鷯命(おおさざきのみこと)、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)、宇礼姫、久礼姫を御祭神としてまつる八幡社。大鷦鷯命は仁徳天皇の別名で、八幡大神と称される品陀和気命の子神。
金鷹山若宮八幡社は、杵築市の中心部の北西約1キロの距離、杵築市宮司区にあり、小高い台地の中央部に鎮座する。周辺は水田などの緑が多い風光明媚な環境。