伝統のうすき雛を見られるイベント開催
伝統文化うすき雛に関するイベント
平成29年2月10日から3月20日まで、臼杵ならではの伝統文化うすき雛を間近で見ることが出来る「うすき雛めぐり」が、臼杵市観光情報協会により開かれている。
場所は、大分県臼杵市の臼杵市観光交流プラザやサーラ・デ・うすき、また久家の大蔵や旧真光寺だ。
ひな人形ご禁制の時代に生まれた紙で作られたひな人形
臼杵市では天保の改革が起きた時期、倹約の視点から紙で作られたひな人形しか飾られることが許されなかった。また、その後も関連する禁止令が幾度も藩より出されていた。
こうしたことから、当時住民は紙でひな人形を作り質素でありながらも女子の健やかな成長を祈ったのである。
そして現在、当時の作り方は記録されてはいないながらも、ひな人形の原型とされている立ち雛をもとに気品でありシンプルな「うすき雛」が、市民ボランティアにより作られたのだ。
うすき雛を間近で見られる
今回のイベントでは、こうしたうすき雛を間近で見ることが出来る。特に、久家の大蔵ではひな人形の間を歩き回れるように展示されているのだ。
さらに期間中では旧真光寺は、来訪者の無料休憩所として解放されているとともに、琴の演奏がなされる。
(画像はうすき雛めぐりより)