五感で感じる観光トレッキング「九州オルレ」
「九州オルレ」九州観光推進機構が2012年より整備
官民でつくる九州観光推進機構が、自然豊かな九州の魅力を国内外の観光客に再発見してもらおうと、2012年から「九州オルレ」の普及に取り組んでいる。
コースはいずれも十数キロメートルを4~5時間でめぐるもの。主に未舗装の自然道であること、途中でリタイアしても公共交通を利用できることなど、いくつかの条件を満たす必要がある。
済州島の社団法人「済州オルレ」からも認められたコースは、当初の4つから現在17コースに充実。訪問者はこれまでの累計で22万人に上るという。
「オルレ」とは、済州島発祥のトレッキングコース
「オルレ」は韓国・済州島から始まったもので、もともとは済州島の方言で「通りから家に通じる狭い路地」という意味。
自然豊かな済州島で、トレッキングする人が徐々に増え、「オルレ」はトレッキングコースの総称として呼ばれるようになり、今では韓国トレッキングの中心的コースになっている。
コース内の要所には「カンセ」と呼ばれる済州島の馬をモチーフ にしたオブジェや青と赤のリボン、木製の矢印やペイントされた矢印などの標識を設置して、その目印に沿って歩くのがルールだ。
済州島オルレの姉妹版「九州オルレ」日本人客の一番人気は...
九州オルレは、その済州オルレの姉妹版として企画されたものだ。
オルレの魅力は、海岸や山などを五感で感じ、自分のペースでゆっくりとコースを楽しむところにある。
済州島と同様、九州には四季の美しい風景があり、トレッキングに適した山岳を、五感で感じ九州の魅力を再発見してもらいたい。 そのような思いで、九州オルレのコースは整備された。
コースは九州各県に全17コース。
その中での日本人客の人気第一位は大分県の「別府コース」だ。阿蘇くじゅう国立公園を含む自然豊かなコースで、鶴見岳や由布岳の絶景を楽しむことができる。
2017年春、オルレフェア開催予定!
五感で九州の魅力を感じられる「九州オルレ」においては、2017年1月~3月にかけて各コースで「2017春九州オルレフェア」を開催する。
今回は11コースで、当日はスイーツや特産品など地元のおもてなしも盛りだくさん行う予定だ。