400年前にタイムスリップ!「フェスティビタス ナタリス 2016」
幻想的なクリスマス行列
12月3日(土)、南島原市北有馬町で、古来のクリスマスを再現した「フェスティビタス ナタリス」が開催される。
北有馬町は、約400年前に日本で初めて、イエズス会の中等教育機関、有馬のセミナリヨが設立された場所。
「フェスティビタス ナタリス」は、有馬のセミナリヨから伝えられたヨーロッパ文化を再現し、国際交流をテーマにはじまったイベントだ。
約400年前に行われていた、日野江の城下町を練り歩く「クリスマス大行列」を再現した「南蛮行列」は雰囲気たっぷり。
松明を持った人々が歩みを進める、幻想的な光景を見ることができる。
ほかにも、有馬のセミナリヨの生徒であり、日本初のヨーロッパ派遣団、「天正遣欧少年使節」が豊臣秀吉の前で披露した西洋音楽や、聖歌隊による古楽器演奏。
ラテン語でグレゴリオ聖歌も歌われる。
高さ30メートルのクリスマスツリーや、会場付近の街路樹に施される、1.6キロメートルにも及ぶ美しいイルミネーションも見応えたっぷりだ。
北有馬ならではの催し!
「フェスティビタス ナタリス」では、さまざまな催しも行われる。
毎年人気となっているのが、「いちごコロコロレース」。
北有馬特産の、いちごを収穫する際に使用する台車をつかって行われる、郷土色たっぷりのレースだ。
また、「世界遺産クイズ」の開催も予定されている。
400年前の南蛮料理も再現され、タイムスリップ感を楽しめる「フェスティビタス ナタリス」。
北有馬の伝統的なクリスマスに参加してみてはいかがだろうか。